NIMRがサウジアラビア軍事産業（SAMI）と戦略協業契約を締結

戦闘実績のある装輪軍用車両の大手メーカーNIMRは本日、パブリック・インベストメント・ファンド（PIF）の完全子会社であるサウジアラビア軍事産業（SAMI）と、サウジアラビアにおけるJAIS 4x4車両の機会を探る将来的な協力の枠組みを確立するための協業契約を締結しました。本契約は、国際防衛展示会＆カンファレンス（IDEX 2021）のイベントにおいて調印されました。

NIMRの取締役会長でパイロットのファリス・ハラフ・アル・マズルーイ参謀少将閣下と、SAMIの最高経営責任者（CEO）であるワリード・アブハリド技師は、軍事産業総局（GAMI）総裁のアフマド・A・アルオーハリ技師閣下、駐アラブ首長国連邦二聖モスク守護者大使のトゥルキ・ビン・アブドラ・アル・ダヒル閣下、エッジのCEO兼マネジングディレクターであるファイサル・アル・バンナイ閣下、その他両社の主な代表者の立ち会いのもと、本契約に署名しました。

NIMRとSAMIは、パートナーシップの可能性をめぐって条件の交渉を続けてきました。この協業契約には、その結果が含まれています。両社間の長期的な合弁事業の基礎を築くことを目的とした本契約は、NIMRにサウジアラビア王国への技術のライセンス供与を義務付けており、JAIS車両の現地生産を可能にしてサウジアラビアのサプライチェーン能力を発展させることを目指しています。このシナジーは、産業の国内化と経済の多角化という目標の達成に向けたサウジアラビアの取り組みを強調するサウジ・ビジョン2030と高い整合性を持ちます。

JAIS 4x4は、SAMIが手配してサウジアラビアの軍事専門家が実施した過酷な試験で、さまざまな車両と競いました。この試験で戦闘経験を積んだプラットフォームの卓越した性能が、この車両にサウジアラビアでの新たな機会をもたらしました。

エッジのCEO兼マネジングディレクターのファイサル・アル・バンナイ閣下は、この機会に次のように述べています。「戦略的関係の促進はエッジの戦略の重要な柱であり、SAMIの仲間たちとこの取り組みを発展させていくことが楽しみです。今回の協業契約はサウジアラビアとUAEの初の軍事協力であり、すでに強固な両国関係をいっそう深める大きな一歩です。」

SAMIのCEOであるワリード・アブハリド技師は、次のように述べています。「1年間にわたって我々が分かち合ってきた努力の集大成を目の当たりにでき、うれしく思います。我々は、サウジアラビアの防衛産業部門に技術と知識を移転する契約に調印し、2030年までに軍事装備支出の50%以上を国内化するというサウジ・ビジョン2030の目標に貢献します。この成果は、SAMIを通じて最先端の技術と知識を国内化して戦略的な経済パートナーシップを構築するPIFの取り組みを支援するものでもあります。」

NIMRは、防衛その他の分野を手掛ける先進技術グループであり世界の軍事サプライヤー上位25社に含まれるエッジのプラットフォーム＆システム・クラスターに属しています。

エッジについて

エッジは、防衛などの用途向けに俊敏性を備え、大胆で破壊力のあるソリューションを開発するために設立した先進技術グループです。安全な未来を実現するために、革新的な技術とサービスをより迅速かつ効率的に市場投入することに専心しています。25を超える組織を統合し、1万3000人以上の優秀な人材を雇用する当社は、プラットフォームとシステム、ミサイルと武器、サイバー防衛、電子戦と諜報活動、重大任務支援という5つのコアクラスターにおいて専門性を提供します。アラブ首長国連邦アブダビを本拠地とするエッジは変革の触媒として、業界に革命をもたらし、その根本を変えていきます。

詳細情報については、edgegroup.aeをご覧ください。

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